最終更新日 2023年7月26日
レッスンの日、受講生が摘みたてのエキナセアをお持ち下さいました。
(背景に見えるのは、花火のように黄色い花を咲かせるフェンネルです)
その際、彼女のお庭にはたくさんの蝶がエキナセアを目当てに集まってくると教えてくださいました。
夏の陽射しに負けないほど鮮やかな色彩で、花床部分はトゲトゲとした様子。エキナセアという名前は、ギリシア語の「ハリネズミ」を意味する言葉に由来するそうで、納得。
このツンツンした部分にはつい、触ってみたくなる魅力があります。ツンツンついでにふと鼻を寄せると、あれ?ほのかに良い香りがします。
これは「新発見」。私もかつて育てたことがありますが、この硬い感触の花にまさかこんなフローラルで素敵な香りがあるなんて、気が付きませんでした。
ネイティブ・アメリカンが利用し、薬用ハーブとして名高いこのハーブ。香りが良いなんて聞いたことは無かったし、先入観から香りの確認を完全に怠っていました。周囲に強く香ることはありませんが、蝶たちに大人気の理由はこれだったのですね。きっと密もおいしいのでしょう。
香りを何に例えたらよいか考えたのですが、ぴったりのものが思いつかず、、
ですから、花を見かけた際には、ぜひとも確認されることをおすすめします。
物言わぬ植物は、その香りや花密、生合成する成分の、或いは姿かたちの魅力によって、虫や動物の行動に影響を与えています。私も、どうやら、、
エキナセアは、丈夫で夏の暑さに負けず栽培しやすいハーブですし、来年は、また育ててみようかな、なんて思っています。