看護師の生徒さんより

最終更新日 2023年7月25日

コース生の中には、看護師さんや介護職の方もおいでになります。
そのお一人から、ある体験をお聞きしましたので、ご紹介したいと思います。

集中治療室にいる女性の患者さん。
体を起こすことも、寝返りをうつことさえも一人でできずベッド上での安静を強いられていたそうです。

おそらく、体の苦痛に加え、家族・仕事のこと、これからのこと・これまでのこと、動けない体の中で不安や考え事は止まることなく、結果として眠剤を投与しても効果はみられないまま朝を迎え、その光にほっとして入眠するといった昼夜逆転傾向になっておられました。

ある夜勤の日、彼女は時間を作ってその患者さんのベッドへと向かいました。

そこで彼女は、アイネスで習ったヘッドとデコルテ、肩へのマッサージをしたそうです。
その直後から患者さんは、ウトウトとし始めたため、その日は眠剤の投与を見合わせることに。

結局、眠剤を利用しても眠れなかった患者さんは朝方までぐっすりと眠ることができたそうです。


彼女は報告してくれている間も「自分がしたことで、すごく変化があった、喜んでもらえた」と、とても良い表情をされていました。患者さんが一晩ぐっすりと眠られた様子がとても嬉しかったと。

明瞭な意識の中、病室の機械に囲まれ、不安の中にあった彼女にとって、看護師さんの手によって導かれた眠りが、どれほど安心できる貴重なものだったことでしょう。

やっぱり、アロマセラピーを必要としている人や場面は沢山あるのだと。

IFA看護師コースでは、2種類の全身トリートメントを身につけるので、フルボディトリートメントはもちろん、ベッドサイドでのケア、部分トリートメントにも役立てることができます。

こうした実践の報告を頂いくことは、私の喜び、ある種の報酬でもあります。これからも真摯にお伝えしていこうと心を新たにしました。